淡路島を知りたい 洲本市立淡路文化資料館で時間を忘れる

こんにちは!

旅作案内です。

この記事では

洲本市立淡路文化資料館

についてご案内します。

こちらの記事もあわせておたのしみください

《国生みの神話だけではない豊かなあなた時間を作る楽しみ~南あわじ市》

【行先・日程など】

1 観光日程

   2月中旬 水曜日

2 主な行先

 洲本市立淡路文化資料館

3 移動方法  レンタカー

4 所要時間  半日

【淡路島のおもしろさ】

淡路島を地図で見ると

北東に兵庫県

南西に徳島県

そして東に和歌山県があります。

国生みの神話の地と言われるように、

古くから人の往来があったのですが、

その位置を考えると、

歴史に翻弄された地だったのではないか

という気がしていました。

例えば戦国時代は

瀬戸内海の村上水軍

和歌山の熊野水軍

無縁ではなかったでしょうし、

大阪や兵庫県と四国の行き来にも

利用されていたと推測されたので、

今回の旅でも、

資料館は外せないと思っていました。

【洲本市立淡路文化資料館】

事前に博物館や資料館を調べ

洲本市立淡路文化資料館へ。

わくわくしながら展示を見たのですが、

残念ながら淡路島の歴史は

あまりはっきりしませんでした。

「淡路島」は「島」なのですが、

独自の歩みがあるというよりも、

「その歴史は周囲のどこかに

付随する形で存在した」という印象です。

また江戸時代は旧阿波の国(現徳島)の

一部だったのですが、

現在は兵庫県になっており、

どういうことでそうなったのか、

やはりわかりませんでした。

歴史関係で語られていたのは、

明治初期の「稲田事件」。

文化で紹介されていたのは人形浄瑠璃。

面白かったのは、

淡路鉄道のことでした。

【稲田事件】

吉永小百合さんと渡辺謙さんが

共演した映画「北の零年」は、

淡路島の稲田事件後に、

北海道開拓を命じられた、

旧武士たちの物語です。

淡路島は現在兵庫県ですが、

江戸時代は阿波の国、

現在の徳島県藩主の家老が

管理していました。

淡路島は豊かなので、

ほとんど独立した藩のように

あったようですが、

明治維新の際に

家老の家臣と藩主の家臣の

立場の違いが武士としての

扱われ方の違いとなり、

稲田事件がおこりました。

「北の零年」は私も見ましたが、

背景を捉えていなかったことに

気が付いた旅となりました。

【人形浄瑠璃】

淡路島や徳島と言うと

やはり人形浄瑠璃は

はずせない代表的な文化です。

人形用とは思えない

繊細な造りの衣装や小物は

この文化をどれだけ大切に

守ってきたのかを

語るものになっていました。

【淡路島に鉄道があった】

もうひとつ印象的だったのは、

淡路島のなかを

鉄道が走っていたということです。

昭和41年高度経済成長期のさなかに

車移動が増えたことで採算が取れなくなり

廃線となっています。

明石大橋から淡路島に入った入口から

徳島に入る手前の福良まで、

車で1時間20分から30分。

たしかに今はなくてもいい交通機関

かもしれませんが、

作られた時には人々の期待を背負い、

大きな使命を持って走っていた様子が、

写真でもうかがうことができます。

【まとめ】

私たちはネット社会にあって、

知りたい情報を

簡単にネットから入手できます。

ただ、今回の旅で感じたのは、

知識として知ることと、

現地に行ってはじめてわかる

距離感や空気や背景は異なるという

当たり前のことでした。

どういう地理的な位置で、

どういう気候の中で、

どういう人の行き来と

歴史があってなど、

訪ねて歩く旅も、

また楽しいものです。

【アクセス】

新神戸駅又は神戸市三ノ宮から洲本市までバスで2時間弱

徳島駅前からバスで1時間半

洲本バスセンターから徒歩10分

地図

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