こんにちは!
旅作案内です。
この記事では
矢掛宿を旅リストに入れたきっかけ
についてお話します。
※ 最後の【アルバム】はクリックすると拡大してお楽しみいただけます。
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【見知らぬ街】
矢掛町との出会いは、
地図で見つけた道の駅です。
目的地に車で行くため、
昼食時に通過する地点を
幾つかマークしました。
どこで何が食べられるのかは、
移動ルートを決めるうえの重大事です(笑)
時間もルートもベストな道の駅は
岡山県の山陽道にありました。
ネットで調べると
地産地消のレストランもなく
街で作られているものを
紹介する以上の売店もなく、
どうしようと迷った末に
その近くの面白そうなお店をマーク。
ネット情報では「不定休あり」のお店。
不安はありましたが、
その先のルート取りにもベストな地点
場合によってはコンビニご飯もあるし
ということで出発しました。
【街全体が一体になって】
現地について道の駅を出ると
道の正面に気になる建物。
それが矢掛ビジターセンター問屋でした。
入ってみると広い空間に
気持ちよさそうな畳の間と、
街を紹介するパネル。
矢掛町は天璋院篤姫をはじめ、
参勤交代の大名たちがしばしば宿泊した
宿場町だったことはここで知りました。
「へぇーそうだったんだ」
などとつぶやきながらパネルを見ていると
スタッフの男性が
声をかけてくださいました。
「ここの道の駅は新しいのに
レストランとかなかったでしょう?
食事や宿泊や買い物をするお店など役割を分担して
街全体を楽しんでもらうということで、
道の駅はあえて案内スペースを
中心に作っています」
さらに奥のきれいな庭を見ながら、
「この奥の蔵も宿泊施設です」
と説明してくださいました。
お話をきいて街についての興味が
むくむくとわいてきました。
このように機能を街全体に分散させ
街の再生を目指す街を
と呼ぶこともはじめて知りました。
【建物の利用】
昨今は古民家レストランなど
古い建物を再生利用する
動きが広がっています。
矢掛の街並みを
プラプラ歩いていて感じたのは、
古いままの建物を、
ガラス戸に変えて店舗にしたり、
住居にするなど、
それらが当たり前のように、
街の空間に馴染んでいるという、
何とも言えない心地よさでした。
言葉を変えるなら、
建物にわざわざ手を加え、
街並みを整えたという
作った街という不自然さがないのです。
建物の前に停止している車も、
行き交う車も、
街の風景に良く溶け込んでいました。
【時間が欲しい】
初回の矢掛宿散策は、
残念ながら目的地がほかにあり
矢掛発酵亭でのおいしい昼食時間を含めて
2時間程度のものでした。
幾つかある美術館もスルー。
本陣にも入ることができず、
商店街を通り抜けることも、
心惹かれる路地に入ることも
できなかったので、
改めて訪れたいという、
思いだけが残りました。
【まとめ】
旅をしていると、
通過するだけの予定の街に心惹かれて
忘れられなくなることがあります。
その時はまた来たいと思っても、
改めて訪れるとなると、
難しいことも多いのですが、
旅のリストに加えておくと、
リストを見るたびにその街が招くのです。
そんな時はやはり行ってみましょう。
「袖触れ合うも他生の縁」
という言葉があります。
ちょっと立ち寄っただけなのに
気になって仕方がない街。
何かの拍子に知って、
どうしても行きたくなった街。
そんなことからはじまる
あなた旅もきっと素敵な旅になります。
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