こんにちは!
旅作案内です。
この記事では
泥染めの大島紬
をご紹介します。
こちらの記事もあわせてお楽しみください
《雨漏りのないお城のような家に転居し画家は数日後に亡くなった~奄美大島》
《あるがままを受け入れてきた島の歴史と自然に触れる旅を探して~奄美大島3》
《旅先で出会う食から見える産業も地理も歴史も旅の醍醐味~奄美大島4》
《どことなく異国のようでどことなく懐かしさを感じる優しい街~奄美大島5》
【行先・日程など】
1 観光日程
3月中旬 木曜日
2 行先
3 所要時間 2時間
【大島紬村】
大島紬の着物は
大好きな物のひとつなので、
奄美大島に行くのであれば
大島紬村は外せない
と思っていました。
看板を見ながら着いた先は
大型バスも駐車できる
大きな駐車場。
「テーマパーク?」
と俗物的な印象で
ちょっと心配になりました。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110348.jpg)
でもそこは真剣勝負の
ガチな作業を公開している
空間だったのです。
【泥染め】
案内されている工房は
作業別で建物が別れ、
周囲の花を楽しみながら
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_111337.jpg)
各工程を回れます。
泥染めの工程は
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110733-rotated.jpg)
建物内での作業と
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110822.jpg)
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110753-rotated.jpg)
外の泥の池。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110924.jpg)
作業をしている方も
ご高齢に見えます。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_111139-rotated.jpg)
作業の邪魔にならないように
様子を見ながら
写真撮影をしてもいいか問うと
「どうぞどうぞ」と気軽なお返事。
作業をしながらも
「どこから来たのですか?」
と話しかけてくれる声が、
なんともゆったりと優しく
温かみがありました。
【色付け】
何本も張った糸の一本一本に
丁寧に色を入れていきます。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_112326-1.jpg)
デザインされた模様を
完成させるための
気の遠くなるような作業です。
画家の田中一村も
日雇いでやっていたという
色付け作業は繊細で緻密。
作業をしている方たちも
真剣そのものなのがわかります。
目も疲れるでしょうし、
緊張もすると思うのですが、
一心にキャンパスに向かい
緻密な絵を描いていた
田中一村にとっては、
とてもしっくりくる
仕事だったような気がします。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_112319.jpg)
息を殺すような空気感に
ツアー客も静かに見ていました。
【織りの工程】
織りの作業は、
色付けをした糸を組み合わせ、
柄を具体的に形にします。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_112401-rotated.jpg)
柄の出来具合を、
目で確認しながら、
糸を調整して
織りあげるのです。
作業をしている人は
時折手を停めて、
ツアー客と話していました。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_112339.jpg)
【後継者について】
工房を見ていて気になったのは
どの作業をする人も
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_111719.jpg)
50代以上に見えたこと。
後継者がいなければ
この素晴らしい織物が
なくなってしまいます。
そこでツアーについていた
工房のガイドの方に
後継者のことを聞いてみました。
この織物の作業を学ぶ学校があり、
若い人が育っているとの答えに
安心しました。
【まとめ】
大島紬は不思議です。
泥で染めるので
落ち着いた色合い。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230530_142346.jpg)
それでいながら
柄も織り込まれ
何とも言えない
風合いがあります。
母が大島紬の着物を
あつらえてくれた時、
地味な色合いで
これを着て外を歩き
「素敵な着物ですね」
と何度も声をかけられても
「そうなんだぁ」
とピンとこない感じでした。
年齢とともに
ジワジワと染み入るように
その味わいや良さが
わかるようになって
さらに今回の旅では
作り手たちの苦労と
気持ちが織りあげて
形になった物だということを
知ることができました。
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230530_142424.jpg)
大島紬の工房見学
奄美大島では外せない
感動ポイントです。
【アクセス】
奄美市から奄美大島空港間のバスに乗車して「大島紬村入口」下車徒歩3分。
またはレンタカーで行くと広い駐車場があります。
地図
【アルバム】
![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230316_110348.jpg)
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![](https://tabi-saku.com/wp-content/uploads/2023/05/20230530_142424.jpg)
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