こんにちは!
旅作案内です。
この記事では
泥染めの大島紬
をご紹介します。
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【行先・日程など】
1 観光日程
3月中旬 木曜日
2 行先
3 所要時間 2時間
【大島紬村】
大島紬の着物は
大好きな物のひとつなので、
奄美大島に行くのであれば
大島紬村は外せない
と思っていました。
看板を見ながら着いた先は
大型バスも駐車できる
大きな駐車場。
「テーマパーク?」
と俗物的な印象で
ちょっと心配になりました。
でもそこは真剣勝負の
ガチな作業を公開している
空間だったのです。
【泥染め】
案内されている工房は
作業別で建物が別れ、
周囲の花を楽しみながら
各工程を回れます。
泥染めの工程は
建物内での作業と
外の泥の池。
作業をしている方も
ご高齢に見えます。
作業の邪魔にならないように
様子を見ながら
写真撮影をしてもいいか問うと
「どうぞどうぞ」と気軽なお返事。
作業をしながらも
「どこから来たのですか?」
と話しかけてくれる声が、
なんともゆったりと優しく
温かみがありました。
【色付け】
何本も張った糸の一本一本に
丁寧に色を入れていきます。
デザインされた模様を
完成させるための
気の遠くなるような作業です。
画家の田中一村も
日雇いでやっていたという
色付け作業は繊細で緻密。
作業をしている方たちも
真剣そのものなのがわかります。
目も疲れるでしょうし、
緊張もすると思うのですが、
一心にキャンパスに向かい
緻密な絵を描いていた
田中一村にとっては、
とてもしっくりくる
仕事だったような気がします。
息を殺すような空気感に
ツアー客も静かに見ていました。
【織りの工程】
織りの作業は、
色付けをした糸を組み合わせ、
柄を具体的に形にします。
柄の出来具合を、
目で確認しながら、
糸を調整して
織りあげるのです。
作業をしている人は
時折手を停めて、
ツアー客と話していました。
【後継者について】
工房を見ていて気になったのは
どの作業をする人も
50代以上に見えたこと。
後継者がいなければ
この素晴らしい織物が
なくなってしまいます。
そこでツアーについていた
工房のガイドの方に
後継者のことを聞いてみました。
この織物の作業を学ぶ学校があり、
若い人が育っているとの答えに
安心しました。
【まとめ】
大島紬は不思議です。
泥で染めるので
落ち着いた色合い。
それでいながら
柄も織り込まれ
何とも言えない
風合いがあります。
母が大島紬の着物を
あつらえてくれた時、
地味な色合いで
これを着て外を歩き
「素敵な着物ですね」
と何度も声をかけられても
「そうなんだぁ」
とピンとこない感じでした。
年齢とともに
ジワジワと染み入るように
その味わいや良さが
わかるようになって
さらに今回の旅では
作り手たちの苦労と
気持ちが織りあげて
形になった物だということを
知ることができました。
大島紬の工房見学
奄美大島では外せない
感動ポイントです。
【アクセス】
奄美市から奄美大島空港間のバスに乗車して「大島紬村入口」下車徒歩3分。
またはレンタカーで行くと広い駐車場があります。
地図
【アルバム】
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